ESXi のカスタム ISO を作る備忘録

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ESXi のカスタム ISO を作る備忘録です.

先日,Intel の NUC 用のインストール ISO ファイルを作ったのですが,色々情報が散らばっていてかなり時間がかかってしまったので,現時点(2018年10月時点)の最新の情報をまとめておきます.

PowerCLI ver.11

まず,やらなければならないことは,ESXi をコマンドラインから操作する PowerShell のパッケージである PowerCLI をインストールすることなのですが,ググって出てくる多くの情報が ver 6.5 u1 以前のものです.

ver 6.5 u1 以前はインストーラーからパッケージを導入出来た様ですが,これ以降のものは PowerShell からコマンドで導入するのが正しい入れ方の様です.

詳しくは,

にある「VMware PowerCLI User’s Guide」を参照していただければ良いと思いますが,必要最低限のところのみ以下に抜粋します.

まず,インストール可能なオペレーティングシステムは

OS Type
64-Bit
Server
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2008 R2 Service Pack 1
Workstation
  • Windows 10
  • Windows 7 Service Pack 1
  • Ubuntu 16.04
  • macOS 10.12

となっています.また,以下の PowerShell の ver で導入できる様です.

  • Windows PowerShell 3.0
  • Windows PowerShell 4.0
  • Windows PowerShell 5.0
  • Windows PowerShell 5.1
  • PowerShell Core 6.1 (for Ubuntu and macOS)

さらに,PowerCLI を導入する前に,

OS Type .NET Version PowerShell Version
Windows .NET Framework 4.5, 4.5.x, 4.6, 4.6.x or 4.7.x Windows PowerShell 3.0, 4.0, 5.0, or 5.1
Ubuntu .NET Core 2.0 PowerShell Core 6.1
macOS .NET Core 2.0 PowerShell Core 6.1

も入れておかないといけない様です.なお,今回は Windows10 でしたので,必要条件は特に何もせずに満たしていました.

インストール方法は,PowerShell のコンソールに以下の通り入力するだけです.

PowerCLI スクリプトの実行許可

次に PowerCLI スクリプトの実行許可の状態を変更します.デフォルトだと Microsoft のもの以外実行できませんので,その都度許可をすれば全てのスクリプトを実行できる状態にします.

なお,PowerCLI を実行するだけなら,もう1段階高いセキュリティの実行許可状態でも構いませんが,今回は外部のスクリプト(ESXi-Customizer-PS)を利用しますので,この実行許可状態にしておく必要があります.

実行許可の変更は,管理者モードで Powershell コンソールを立ち上げて,

とすれば良いだけです.

ESXi-Customizer-PS

ESXi のカスタマイズ版 ISO イメージを作成するための,ESXi-Customizer-PS を

からダウンロードします.現時点での最新版は「ESXi-Customizer-PS-v2.6.0.ps1」です.

なお,ESXi-Customizer というプログラムもありますが,これはかなり古く現在はメインテナンスされていない様です.

次に,PowerShell を起動し,次のコマンドを入力します.

[Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol = [Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol -bor [Net.SecurityProtocolType]::Tls12

次にVMWare のサイトが TLS1.2 に対応したことに伴う変更への対応のためのようで,これを実行しておかないと,エラーで ISO の作成がストップします(以下参照).

続いて,ESXi-Customizer-PS を実行します.管理者権限ではなく,一般ユーザー権限で大丈夫です.

現時点だと,これで「ESXi-6.7.0-20181004001-standard.iso」が出来ます.WMware から直接ダウンロードできるものは4/3版だが,ESXi-Customizer-PS だと 6.7 u1 相当のものができる様です.

最新のドライバを含むインストール ISO ファイルを作るときは,以下のように実行します(Intel NUC7 のLANチップ I219V に対応する場合).

また,サードパーティ等のドライバを含むインストール ISO を作る場合は,例えば,Realtek のドライバならば,

から対応する vib ファイル(net55-r8168-8.045a-napi.x86_64.vib)をダウンロードして,vibs フォルダ以下に配置してから,

の様に実行すると,欲しい ISO ファイルが出来ます.

以上!

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