tp-link TL-SG1005P 雑感

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Photo by hyt.

tp-link TL-SG1005P 雑感です.tp-link の PoE 対応低価格スイッチで,私初の tp-link 製製品の購入です.いつもの通り結論から言うと,

低価格な PoE インジェクターです.以上!

としか言い様がありません.まずは製品の全体像から御紹介します.

製品概要

メーカーによる製品ページは

5ポート ギガビット デスクトップ スイッチングハブ(4 PoE+ポート搭載)
5ポート ギガビット デスクトップ スイッチングハブ(4 PoE+ポート搭載)

の通りで,要するに5ポートの Gigabit 対応スイッチの1~4番ポートが PoE 対応になっているというだけの製品です.価格は実売で6500円くらいでしょうか.

仕様を見ると 56W 給電できるようですが,PoE って規格上1ポート15W給電のハズなので,15 × 4 = 60W に少し足りません.じゃあ,電源容量が足りない場合はとうなるかと言うと,

Port No.1 > Port No.2 > Port No.3 > Port No.4

の優先順位だそう.なお,注意ですが,本製品自体は PoE では動作しません.製品サイトに,

  • IEEE 802.3af準拠のPDで動作し、自宅やオフィスのネットワークを拡大

ってありますが,これは本製品が動作するって意味ではなくて,PoE 給電できるってことのようです.正直,この説明は少し紛らわしいんじゃないかと思います.

製品のパッケージですが,とても綺麗です.ちょっと前に紹介した NetGear GS105PE だと段ボールっぽい無骨なパッケージでしたが,本製品は,

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の様に非常にカラフルです.箱が製品に対してかなり大きめに見えますが,これは,

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のように AC アダプタがかなり大きめなのが理由です.PoE のために 60W 以上を製品に供給しなければならないのですからこれは仕方がないんじゃないかと思います.なお,

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の通り給電ケーブルの形はアース部分まできちんと配線されている HP とか DELL とかと同様の形状です.

で,製品外観ですが,まず裏は,

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で,マグネット固定用の穴(マグネットは付属しない)があるだけです.また,後面は,

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の通り,ケンジントンロックの穴と AC の穴があるだけ.とてもシンプルなのですが,正直,パッと見て,NetGear の GS105E の色違いにしか見えない(細かく見ると色々違う).まぁ,製品が製品ですから外観に大きな差が出難いのだと思います.

製品雑感

さて,本製品,全体としては,

作りが良く,コストパフォーマンスも非常に良い

と思います.PoE インジェクターを買うと(Fast Ethernet でも)1台3000円くらいは掛かりますので,Gigabit 対応の PoE に4ポート対応していて6500円というのは正直破格値だと思います.

まぁ,4ポートしっかりと給電できない可能性があるというのが問題かなぁ,と思いますが,15Wギリギリまで全てのポートが要求されることはほとんどあり得ないとおもいますので,現実的には問題にならないでしょう.

しかし本製品,企業等の PoE 給電対応の内線電話なんかで使われることが想定されている製品のハズです.なのに,

何で VLAN と QoS に対応してないんだろう???

って思います(本製品,VLAN のタグが付されたパケットは透過的に接続先機器へ渡してくれれることは確かめましたので全く内線電話なんかで使えないという訳ではありません).調べてみると,tp-link の製品には TL-SG105E ってのがあって,これは VLAN と QoS に対応してる.けど,PoE には対応していない.

5ポート ギガビット アンマネージ プロ スイッチ
5ポート ギガビット アンマネージ プロ スイッチ

で,本製品は PoE に対応してる.けど VLAN と QoS に対応していない,と言うことで,実に帯に短し襷に長しって感じです.全対応の機種がない.もう数千円高くなっても良いので,「全対応」の方がニーズがあると思いますし,実際,競合となる NetGear の製品ラインナップはそうなっています.何でこういう製品ラインナップなのかかなり疑問です.

以上!

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