NUC Kit NUC7CJYH で ESXi 7.0 備忘録

Photo by hyt.

NUC Kit NUC7CJYH で ESXi7.0 備忘録です.

作業記録ですが,イロイロ安定しないので,いまのところは,

実運用はしない

ことにしました.また,ESXi6.7 からのアップデートも NIC が対応してませんのでできないことにご注意ください.

と言うことで,新規にインストールしてみた備忘録となります.

前準備

上にも書きましたが,まず,注意しないといけないことは,ESXi7.0 は本機の NIC,Realtek 8111H-CG には対応していません.

ESXi6.7 まではコミュニティ版のものを組み込めば対応できたのですが,ESXi7.0 以降は,”Legacy VMKlinux Drivers” のサポートが削除され,結果的に,コミュニティ版のものも使えなくなってしまったようです.

代わりに正式サポートではないようですが,ASIX や Realtek チップを用いた USB Ethernet Driver が使えるようです.

と言うことで,本体付属の PCI-E 接続 Ethernet 諦めて(パススルーしてゲストから直接使うことは多分できると思うけど,未確認です.少なくとも ESXi からは使えない),適当な USB 接続の Ethernet を用意しておかなければなりません.私の場合はかなり古いですが, J5 Create の JUE130 を持っていましたので,これを利用することにしました.チップセットは ASIX の AX88179 です.

なお,VMWare から提供されているインストール ISO には USB Ethernet のサポートは含まれていませんので,このドライバを含むインストール ISO を作る必要がありますが,これは,ESXi6.7 のときと同様に,ESXi-Customizer-PS という PowerShell のスクリプトを利用できます.

ESXi のカスタム ISO を作る

手順自体は記事

ESXi のカスタム ISO を作る備忘録です. 先日,...

とほぼ同様ですが,一応,以下作業記録を載せておきます.PowerShell ですので,Windows で作業を行っていることにご注意ください.

まず,最初に,PowerShell を起動し,VMware PowerCLI を導入します.記事執筆時点の ver. は 12.1.0 です.なお,VMware PowerCLI の元ページは,

次に,ローカルスクリプトの実行許可を与えて,さらに TLS1.2 の利用を有効化します.

次は,ESXi-Customizer-PS を,

から入手します.記事執筆時点の最新版は ESXi-Customizer-PS-2.8.1.zip です.このファイルを適当なディレクトリに展開し,その中に,vibs というフォルダを作っておきます.

また,USB Ethernet のドライバを,

からダウンロードします.記事執筆時点の最新版は,ESXi701-VMKUSB-NIC-FLING-40599856-component-17078334.zip です.展開すると中に VMW_bootbank_vmkusb-nic-fling_2.1-6vmw.701.0.0.40599856.vib というファイルがありますので,これを ESXi-Customizer-PS を展開したフォルダの vibs フォルダに入れておきます.

最後に,PowerShell で ESXi-Customizer-PS を展開したフォルダに移動し,

とすれば,USB Ethernet ドライバを含むカスタムインストール ISO ファイルが作成されます.特に細かく指定しなくても実行時点に公開されている最新の ISO ファイルが自動的に VMWare のリポジトリからダウンロードされ,カスタム ISO が作られる様です.実際,私の場合は,ESXi-7.0U1a-17119627-standard-customized.iso という名前のものが出来上がりました.

ESXi7.0 のインストールと不具合

これは通常通りの手順でできます.もちろん,USB Ethernet を接続してからやらないとダメです.ただし,私の場合は,以下の不具合が出ました.一応,私の NUC の仕様も記しておきます.

  • 製品名:NUC7PJYH
  • メモリ:8GB x 2
  • 記憶域:SSD 256MB
  • Ethernet: J5 Create JUE130 (ASIX AX88179)

2020/11/9 USB Ethernet アダプターを別のものに交換すると不具合解消しました.J5 Create JUE130 すごく熱くなっていることに気がつき,他の PC で試したところ,動作不安定で,パケットが落ちまくっていました.どうも壊れてたようです.代わりに Anker の AH212 に変えると嘘みたいに安定して動作するようになりました.

なお,AH212 のチップは Realtek の RTL8153 のようです.PCI-E 接続の Realtek のチップはダメなのに USB のものは OK ってのがなんとも不思議な感じですね.


実際に起きた不具合は以下の通りです(もしかしたらハードウェアの問題かなと思って,SSD を交換したり BIOS 上げたりメモリ交換したりしたのですが改善せず).

  • インストール時に SSD を認識せず,エラーで止まることがある.
  • 起動時に定頻度だがフリーズすることがある.
  • 再起動だと Ethernet が有効にならないことがある.
  • 設定が保存されないことが多々ある.

ログファイルもみてみたのですが,あちこちでエラーが出ている感じです.

内臓 NIC が使えないのも痛いですし,不具合も多いので,今のところはとても常用はできません.仕方がないので,本機で ESXi7.0 を使うのは諦めました.

今後の活用ですが,いまのところ以下のいずれにしようかちょっと迷っています.

  • ESXi6.7 に戻して使う
  • Windows を入れ,Hyper-V で使う
  • KVM を使う(Proxmox VE)

あと,Nutanix AHV なんかもありますが,これはものすごくメモリが要るらしいのでとてもではないですけど NUC で使える様なものではなさそうな感じですね.使い慣れているという意味では,ESXi6.7 か Hyper-V ですかね…….

以上!

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