BOOX Note Air ハードウェア雑観

Gadget
Photo by hyt.

BOOX Note Air ハードウェア雑観です.

いつもの通り結論から言うと,

ほぼ,書類とか電子書籍とかを見る専用品です.言い換えると,少しだけ汎用的な用途に使える Kindre だと考えるべきものです.一般的なタブレットではありません.

でしょうかね.

なお,分量が多くなるので,今回は製品仕様,購入理由,外観について記し,ソフトウェアと全体的な感想については別の記事を記すつもりです.

製品仕様と購入理由

製品開発元のサイトは,

https://www.boox.com/noteair/

です.製品仕様の細かな部分はこちらを見ていただければと思いますが,簡単にまとめると,10.3 inch の E-Ink ディスプレイを採用した専用ペンが付属する Android 10 タブレット.E-Ink ですから,電子ペーパーをディスプレイとして採用しているということですね.

メモリは3GBと32GBと最近の製品としては少し少ないなぁ……と感じる容量で,さらにスマホやタブレットにほぼ必須のカメラもありませんし,microSD も使えません.なのにお値段は約6万円と Android タブレットとしてはかなりお高めな製品です.

つまり,

電子ペーパーなので目に優しくて,ある程度の書き込みにも対応!

ということにどれだけの魅力を感じるのか……な製品だと思います.

購入理由は,残念なことにかなり気に入って使っていた docomo d-02K(いわゆる d-tab ですね)が充電できなくなってしまったこと.d-02K が電子書籍を読むほぼ専用端末となっていたので,その代わり.まぁ,もう50歳近いので,どうせなら目に優しい方が良いよな……ということで選択した訳ですね.あと,10.3 inch だと文庫本見開きとほぼ同じくらいなのも魅力でした.

開封の儀

購入は日本の正規代理店をしている SKT のオンラインショップからです.

SKT株式会社

製品本体と専用ケースを合わせて購入しました.

届いたものは以下の通りです.

Photo by hyt.

Photo by hyt.

Photo by hyt.

Photo by hyt.

本体の入った箱と,A4両面で印刷された SKT の簡単な説明書と,画面保護フィルム(ミヤビックス製)と専用ケースです.

本体の入っている箱はそれなりに高級感を感じる作りで,開けると驚いたことに(ミヤビックス製ではない)画面保護フィルムが付属していました.ただし,この保護フィルム,あまり手触りや使い心地が良くないです.これ,私だけじゃなくて他の人もそう感じる人が多い様で,だから別にミヤビックスの液晶保護フィルムを付けているんだそう.

Photo by hyt.

Photo by hyt.

箱の中に入っていたのは,本体,画面保護フィルム,USB-A to USB-C ケーブル,説明書と専用ペンで,これまた驚いたことに,充電器は付属していませんでした.

Photo by hyt.

また,専用カバーの方は,カバー本体と両面テープで貼り付けるペンケースと(恐らく)本体とカバーを貼り付けるための予備の両面テープが入っていました.

Photo by hyt.

本体外観

本体の外観の概要は以下の通りです.正直,

いままで使ってきたタブレットの中で最もカッコいい

です.十分所有欲満たしてくれます.さすがに6万円という価格するなぁ……と思いました.

まず,電源投入前ですが,画面にかなり精細な絵が表示されているのが非常に印象的でした.いかにも電子ペーパーらしくて良い感じです.

Photo by hyt.

側面,裏面の様子は以下の通りです.

見ての通り,ものすごく薄いです.仕様だと5.8mmだそうで,私のスマホ Xperia XZ1 も薄いと思いましたが,それよりもかなり薄い.感覚的には薄めのノートと同じくらいです.

Photo by hyt.

試しに iPad Pro 12.9 inch と重ねてみた様子が以下の通り.

Photo by hyt.

また,側面もシンプルです.電源ボタンと充電口(USB Type-C)だけが画面の縁が厚くなっている側の側面に配置されているだけで,それ以外の側面には何も(音量ボタンさえも)ない.

Photo by hyt.

背面も同様で,アクセントとして,オレンジ色の帯とロゴの印刷があるだけです.

Photo by hyt.

専用ペンについて

次にペンですが,プラスチッキーではありますが,あまり安っぽくはない感じでしょうか.さすがに iPad のペンほどの高級感はないですが,

悪くない

です.

軸の太さは太めのボールペンと同じくらいですが,持った感じはかなり軽めです.ペン先はかなり細め.感覚的には,とがった鉛筆な感じです.替え芯は専用のものが5本で2000円くらいなので iPad なんかと比べるとかなり安いのも良いところ.また,(iPad Pro と同様に)本体と磁石でくっつくのも良いところです.ただ,あまり磁力は強くないので,持ち運びにはあまり向きません.

Photo by hyt.

Photo by hyt.

専用ケースについて

最後に専用ケースについてです.結論から言うと,

正直この専用ケースはオススメ出来ません.価格なり(5,000円)の価値はないと思います.

本体を組み合わせた様子は以下の通りです.

Photo by hyt.

Photo by hyt.

Photo by hyt.                                                                                            

見ての通り,さすがに専用品だけあって,デザインについては文句なしです.しかし,価格5,000円の価値はないです.と言うのも,まず,本製品,本体との固定は両面テープで行います.また,ペンケースも付属していますが,このペンケースと本体の固定も両面テープです.つまり気軽にケースを付け外し出来ません.まずこれが不便です.

タブレットなんだから,実際に本を読んだりするときはケースを外したい.少しでも軽く使いたいですしね.でも持ち運び時や出先とかでは傷を付けたくないのでケースを付けておきたい訳です.両面テープだとこれが気軽に出来ません.正直重くても良いから iPad のように磁石でくっつくようにして欲しかった.

また,ペンケースもものすごくペン入れにくいし取り出しにくいです.奥までなかなかペン差し込めないだけでなく,無理矢理入れるとペンケースが本体から剥がれてしまいそうになるだけでなく,ペンケースに穴を開けてしまいそうになります.全く使い物になりません.

仕方がないので,私の場合,Pilot の革製のペン刺し手帳バンドを新たに購入する羽目になってしまいました.

パイロット革製ペン挿し付手帳バンド PBB-05-B 雑観
パイロット革製ペン挿し付手帳バンド PBB-05-B 雑観です. いつもの通り結論から言うと, ペンを挿し穴がかなり大きく,ペンシルクリックのない iPad ペンシルや Surface ペンだと工夫しないと使えません.私の工夫については以下...

まとめ

と言うことで,以上が本体・ペン・専用ケースについてです.

本体とペンについては価格相応ですが,専用ケースはチョットなぁ……

というのが全体のまとめでしょうか.もちろんタブレットですから,外観ではなく,ソフトウェアなどの作りが使い勝手を大きく左右するのですが,かなり記事,長くなりましたので,ソフトウェアを含む使い勝手については既に書いた通り,別記事として紹介したいと思います.

以上!

GadgetGoogle
スポンサーリンク
Following hyt!
タイトルとURLをコピーしました