Xperia 10 IV のオーディオ設定がよくわからない

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Xperia 10 IV のオーディオ設定がよくわからないです.

以前の記事

Xperia 10 IV 雑感
Xperia 10 IV 雑感です. いつもの通り結論から書くと, 定価の7万円だとちょっと…ですが,4万円以下なら良い選択 だと思います. 購入理由 購入理由は, 予備スマホとして使うため, Walkman の代わりとしてと, モバイルル...

で,Xperia 10 IV のオーディオは「Sony NW-A105 より実用性は大幅に上」だけど,よくわからないところが多いので別記事にすると書いていながらずいぶん長いこと書いていませんでしたので,以下まとめておきたいと思います.結論は半年経ってもいまだに,

よくわからない

なんですけどね.

Xperia 10 IV のオーディオ設定

まず,Xperia 10 IV のオーディオ設定がよくわかりません.

このオーディオ設定,「設定」 → 「音設定」 → 「オーディオ設定」の順にたどると出てきますが,このやり方で出てくるのは,

  • 360 Reality Audio
  • 360 Upmix
  • DSEE Ultimate

の3つで,このうち 360 Upmix と DSEE Ultimate は有効・無効の切り替え,360 Reality Audio からは「個人最適化」と 360 Upmix の有効化(無効化)ができます.

また,360 Upmix は有効・無効だけじゃなくて,

  • オフ
  • オート
  • ミュージック
  • シネマ

の4種類の効果の切り替えができます.

しかし,このオーディオ設定,どうも対応アプリからアクセスすると,さらにメニューに

  • サウンドエフェクト

というメニューが現れ,これをタップすると,さらに,

  • イコライザー
  • バスブースト
  • サラウンド音声

の3つが出てきます.つまり Xperia 10 IV の場合,対応アプリじゃないと本体のイコライザー等が使えません.なお,DSEE Ultimate を有効にするとそれ以外の効果は使えなくなります.なら,どのアプリが対応アプリなのかと言うと,それが一概には言えません.

サウンドエフェクト対応アプリ

これはもちろん大まかには,

音楽系アプリは対応してるけど,そうでないものは対応してない

なんですが,全部が全部そうじゃなくて色々例外があります.

まず対応アプリから記すと私が気がついた範囲では,

  • ミュージック: 左上部三本線のメニューから「設定」→「オーディオ設定」を選択
  • Music Center: 「このモバイル機器」から「設定」を選び「モバイル機器のサウンド・再生設定の利用」にチェックを入れ「サウンド・再生」を選択(Music Center 対応機器の場合は機器側機能が有効になるので設定不可)
  • Spotify: 右上歯車から「イコライザ」を選択
  • YT Music: 右上の丸いアイコンから「設定」→「再生」→「イコライザー」を選択

という感じ.逆にダメなのは,

  • Amazon Music
  • USB Audio Player PRO
  • AirReceiver
  • YouTube

あたり.Amazon Music と USB Audio Player Pro は独自でイコライザーがあるので,実質的には困りませんが,逆に言うと,アプリごとにイコライザーの調整をしなきゃならないので面倒と言えば面倒です.

あと,Music Center アプリには Amazon Music とかの音楽アプリを登録できるようになってはいますがオーディオ設定が有効になるのは Music Center アプリから直接再生している場合のみであることに注意が必要です.

360 Upmix と DSEE Ultimate への対応

次に 360 Upmix と DSEE Ultimate への対応なんですが,これもアプリごとに挙動が違っていてよくわからない.

大まかには,

360 Upmix は多くのアプリで対応してて,DSEE Ultimate は音楽系のアプリならだいたい対応している

そうな感じ.もちろん対応していないアプリもあって,例えば AirReceiver で試してみるとどちらも効かないし,USB Audio Player Pro だと,360 Upmix は多分対応してるけど DSEE Ultimate は効いてるか効いてないか正直私の耳ではよくわからない.

あと USB DAC と組み合わせた場合も例えば YouTube アプリでも 360 Upmix は効くけど,DSEE Ultimate はダメ(これは USB DAC の入力フォーマットを見れば効いていないことがすぐにわかる).ただし,私の持っている DAC は Sony NW-A45 なので,USB DAC なら全部ダメかどうかはよくわからない.

あと注意ですが,DSEE Ultimate が多分効いていると思うのは,これを有効/無効にすると一瞬音が途切れて再生されるからであって,実際にアップスケーリングされていることを確認できているわけじゃないことに注意して下さい.

USB DAC との組み合わせ

最後に USB DAC との組み合わせですが,これまたよくわかんないんです.

上に書いたとおり,USB DAC と組み合わせても 360 Upmix は効きます(少なくとも NW-A45のときは).しかし,DSEE Ultimate は効きません.

また,アプリごとに挙動は大きく違います.確認した限りは以下のとおり.Amazon Music を Amazon プライムに加入して使っている以外は有料ではなく無償のプランであることにご注意ください.

  • Music Center とミュージックアプリはビットパーフェクトに対応しているっぽい
  • USB Audio Player PRO もビットパーフェクトで出力できるっぽい
  • YouTube, YT Music, Spotify は 48kHz で再生される(ストリーミングの場合)
  • AirReceiver も 48kHz で再生されるっぽい
  • Amazon Music はなぜか 196kHz で再生される(ストリーミングの場合)

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ここで最後の Amazon Music が 192kHz で再生されるのを見て「おっ」と思う人がいるかもしれません.しかし,これは残念ながらなぜか数秒に1度曲が途切れ途切れで再生されるので使い物になりません.

画面表示をみると確かに 192kHz で再生される.でも音は途切れと途切れでどうやっても直せません.ストリーミング品質を落としても 48kHz とかにはならない.どうやっても NW-A45 と組み合わせると途切れ途切れになる.実際にこんな接続の仕方で使うことないので良いんですけどね.

NW-A105 との違い

NW-A105 との違いについても少し書いておきます.

NW-A105 は手放してしばらく経つので,うろ覚えなところもあるんですが,NW-A105 と Xpeira 10 IV のオーディオ設定で大きく違うなと思うのは,

NW-A105 だとイコライザをはじめとする各種音響効果がだいたいどのアプリでも効くのに Xperia 10 IV だとサウンドエフェクトが多くのアプリで使えない

ところと,

Xpeira 10 IV だと NW-A105 と違って 360 Upmix が使えて,DSEE Ultimate が無線でも使える

ところです.

と言うことで,サウンドエフェクト目当てなら NW-A105 の方が専用機器だけあって元々の音質も上だと思いますし,サウンドエフェクト自体も「イコライザー」「VPT」「タイなミックノーマライザー」「ClearAudio+」などいろいろあるので,もちろん良いとは思います.しかし,電池持ちとか動作のサクサク感とか大きく違いますし,2台もちの面倒さもあるので,よほどのこだわりがない限りは Xperia 10 IV の方が良いですし,これは最新の A300 シリーズでも同様だと思います.

まとめ

最後にまとめですが,結局,Xperia 10 IV のオーディオ周り,使えるかどうかは結局,

アプリが対応しているか否か

みたいなので,実際使ってみるしかないが結論なんですが,より大きな問題は,実際に聞いてみる以外に,

各種エフェクトが実際に使われているかどうかを確認する方法がない

ことのように感じます.あと,正直,DSEE Ultimate とか 360 Upmix を使いたいだけなら Sony のお高めの無線イヤフォンとかヘッドフォンを買う方が確実だし分かりやすいです.これだとスマホは LDAC に対応した Android ならなんでも良いですしね.このあたり将来的にはもう少しわかりやすく整理して Sony さんには製品を提供してもらいたいと思ういます.

以上!

 

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