NETGEAR GSS116E 雑感

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Photo by hyt.

以前,記事で「GS105E 雑感」で NETGEAR のスイッチを取り上げましたが,今回は NETGEAR のクリックスイッチ GSS116E に触れる機会がありましたので,比較してみようと思います.

NETGEAR: お客様のためのネットワーク製品
NETGEARは、アイデアを革新的なネットワーク製品に変換し、人々をつなぎ、ビジネスを活性化し、私たちの生活を向上させます。使いやすい。パワフル。スマート。

もちろん,これは仕事関係,おまけに私が購入したものではありません.

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第一印象

まず,箱から取り出した第一印象は,

重い!(1.3kgらしい)個人で使うものじゃない

です.16ポートのスイッチとしては非常にコンパクトなのですが,逆にコンパクトなので,非常に重く感じてしまいます.また,金属筐体で無骨なので,業務用だとの印象を強く受ける訳です.もちろん16ポートのスイッチが家庭用のはずがありません(笑).

クリックスイッチって何?

NETGEAR では,このスイッチをクリックスイッチと呼び,他のものと区別しているようですが,スイッチとして機能的な違いが有る訳では無く,どうも壁面や机の横の壁,特にケースなどに入れずに取り付けることを考えて設計したスイッチをそう呼んでいるようです.

つまり,どうも壁面等に取り付けるブラケット(下の写真上部部品)が付属しているかどうかがクリックスイッチか否かを分ける基準なのではないかと思います.

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なお,今回見たのはたまたまブラケットに磁石が付属していません(別売り)でしたが,現在出荷されているものには磁石も付属するようになり,鉄製の事務机の壁面にそのまま貼り付けることができるようになっているようです.製品ページには記載がありませんが,ブラケットをネジ等で固定した場合でも,スイッチ部分を比較的容易に取り外せる作りになっています.

電源部分について

このような用途のスイッチですので,いわゆるエッジスイッチ,つまり,最も下流に配置するのが主な使い方だと思います.

エッジスイッチとしては非常に良く考えられています.事務机は金属製であることが多いので,磁石で側面に貼り付け可能なのはとても便利ですし,電源内蔵,かつ,海外製品だと,コンセント部分が大きく,電源タップに刺すと隣のコンセントに被るものも多いですが,本製品に付属するものは,見ての通り,3つ口でもない普通のコンパクトなものです.

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何故か中国やオーストラリアで使われるハの字型のものも付属します.

スイッチの方に刺す部分は,三角形になっていますが,これは,縦向きに取り付けるか横向きに取り付けるかに応じて,本体から出るケーブルの向きを90度変えることができるようにしています.

インテリジェントスイッチ?

さらに,このスイッチ,GS105E と同様に,ほぼインテリジェントスイッチ相当の品です.NETGEAR さんはアンマネージドプラススイッチと呼んでいますが,VLAN, QoS 等に対応し,Web 管理画面を持ちます.費用の問題から,全てのエッジスイッチをインテリジェントスイッチにするのは難しいことが多いですが,本スイッチは 16,000円程度(1ポート1,000円)ですし,ポート数も多いということで,今までノンインテリジェントスイッチで済ませていたところの置き換えとして選択しない理由はないと思います.

ところで,このスイッチ,GS105E とは違い,リンクアグリゲーションに対応しています.と言うことはですよ,Intel PRO/1000 PT QUAD PORT Server Adapter なんかと組み合わせれば,10G には届きませんが,比較的安価に広帯域でサーバーどうしを繋ぐことができるということなんですよねぇ.もちろん業務用途としては使えませんが,個人で試したり遊んだりするには良い選択なのではないかなぁと思うんですが,どうでしょう?

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