iPod touch 7th のバッテリー交換してみた雑感

Apple
Photo by hyt.

iPod touch 7th のバッテリー交換してみた雑感です.実際に交換した商品の Amazon リンクは以下の通り.

Bitly

いつもの通り結論から書くと,

バッテリーと本体を接続するのにはんだ付けが必要なので簡単じゃない

です.

バッテリー交換理由

まず,バッテリー交換しなきゃならなかった理由は,

バッテリーがかなり膨らんでしまったから

です.膨らんだせいで,ホームボタン全く押せなくなってしまい,さらに液晶部分と本体がほぼ分離した状態になってしまい,使い物にならなくなってしまった.

もちろん Apple に修理依頼をかけようかなと最初は思ったんですが,調べてみると12,000円程度はかかります.

すでに昨年度の段階で iOS のアップデート打ち切られているのにこれだけの費用かけるのはさすがにできない.しかし,購入は2021年でまだ丸3年経ってもいないし,仕事で使う色々な機器,例えば会議用スピーカーのモードを変更するアプリだとかファームウェアのアップデートだとかに使ってましたので,やっぱり無いと困る.ならば自分で交換してみるか……と考えた訳ですね.

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事前準備

と言うことで,まずはバッテリーの交換の仕方を調べてみました.探した中で一番分かりやすかったのは,

です.また,交換用バッテリーをAmazonで調べてみると2000円弱の価格で複数の選択肢がありました.

どれを選んでも純正品ではないですし,レビューもあまりあてにならなかったので,今回はバッテリーを貼り付けるテープや,交換用のドライバなどが付属していた MUKUZI というブランドの

Bitly

を購入することにしました.実際に届いたものは以下の通りです.

Photo by hyt.

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なお,作業後にあった方が良いなと思ったものは,

  1. はんだごて(必須,できれば60W程度あるそれなりに熱くなるもの)
  2. はんだ(必須)
  3. はんだ吸収線
  4. シリコン接着剤
  5. 先のしっかりしたピンセット
  6. 工業用アルコール
  7. ドライヤー

です.3つ目からあとのものは,あった方が作業が楽なものです.前節で挙げた動画だとフラックスを使っていますが,これはなくてもそれほど困らないと思います.

交換方法

ほぼ最初に挙げた YouTube 動画通りですが,いくつか注意点を記しておきます.

まず,最初に液晶面と本体を分離しなければなりませんが,私の場合は,バッテリーが膨らんだことですでにほとんど分離済みだったので,この部分については全く問題がありませんでした.なお,本体と液晶面を完全に分離する必要はなく,以下の写真のように一部接続したままでもバッテリーを交換できます.ただし,接続部分のフレキ等を切らないよう注意しながら作業しなければならないことはもちろんです.

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次の作業は,上記写真に写っている銀色のカバーを外すことですが,このカバー,かなりたくさんのネジで固定されていますが,ホームボタンに最も近いところにあるネジのみネジの長さが違いました.なお,銀色のカバーの様子からバッテリーがかなり膨らんでいることが見て取れるのではないかと思います.この銀色のカバーを外した様子は以下の通りです.

Photo by hyt.

次にやる作業はバッテリーの取り外しです.

バッテリー本体は iPhone などと同様に両面テープで貼り付けられていますが,このテープを取り去るための耳が上記写真バッテリーの右上の部分と左下の部分にあります.この耳を引っ張れば両面テープを剥がせますが,右上の耳はともかく左下の耳はケーブル等に隠れてしまっており,動画と同様に,

  1. まず右上の耳を引っ張り両面テープを取り去る(先の尖ったピンセットはここで使います.なお,今回のバッテリーに付属しているピンセットは作りが悪くて使い物になりませんでした)
  2. 左下の両面テープを剥がす(バッテリー本体を引っ張ってもなかなか剥がれないので,工業用アルコールを垂らしながらピックなどで少しずつ作業すると良いと思います)

のようにするしかないと思います.

次は,バッテリーと基盤の接続部分を分離します.

動画を見ていただくと分かりますが,この接続部分ははんだで接続されていますので,熱を加えてこれを剥がす必要があるのですが,私の場合はまずヒートガンで,次に20Wのハンダゴテでこれをやろうとしてかなり手こずりました.この部分については動画通り十分に熱したはんだごてでピンポイントに温めないと,パターンが剥がれてしまいかねませんし,実際,私の場合は少しパターンが剥がれてしまいました.

また,この接続部分はシールで覆われていますが,このシールは一度剥がすと粘着力がなくなってしまいます.だからこのシールを再利用したい場合は熱に強い接着剤を少し塗布するかカプトンテープなどで固定するしかありません.

ここまで来れば,あとは新しいバッテリーを逆手順で取り付け,組み立てていけば良いだけで,特に注意しないといけないようなところはありませんでした.元通り組み立てた様子は以下の通り,少なくとも外からみる限りは全く元通りの状態にすることができましたし,ホームボタン含めて問題なく動作するようになりました.

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作業雑感

作業にかかった費用は2000円弱,要した時間は30分程度でしたので,結果には満足していますが,もう一度やりたいかと言われると,もう二度とやりたくはありません.はんだ付けされているところを取り外すのが面倒すぎです.

なお,iPhone の場合は互換バッテリーを使うと警告が出るみたいですが,今回交換したものについては今のところそのような警告が出てはいません.また,バッテリー持ちですが,そもそも本端末は充電台に置きっぱなしで,DAP として使ったことがほぼ全くと言っていいほど無いので,改善されたか否かについては全く分かりません.少なくとも充電台から取り外して小1時間程度使っても問題なく使えるので私の場合は実用上の問題はありません.このままあと2年くらいは使い続けられれば御の字かなと期待しています.

以上!

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