MacBook Pro 2017 から MacBook Air M2 移行してみた雑感

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Photo by hyt.

MacBook Pro 2017 から MacBook Air M2 移行してみた雑感です.

いつもの通り結論から書くと,

すごく違う.少なくとも Mac の場合はこの5年の進化はすごい.Intel モデルにはもう戻れない

です.

すでに発売後数ヶ月経ってますし,注目度も高いことからアチコチでレビューが上がっていますので,本blogでは詳しい仕様などは記しません.MacBook Pro 2017 から変えてどのあたりが大きく変わったのかのみ記したいと思います.

スペック

いちおう仕事に使うモノで,これから5年程度は使い続ける予定なので,最低スペックではなくそれなりのスペックのものを購入しました.具体的には,

  • 8コアCPU・10コアGPU
  • 16GB メモリ
  • 512GB ストレージ

です.色は「スペースグレー」で,付属の充電器は67Wの急速充電タイプではなく,35WのデュアルUSB-Cポートコンパクトアダプターです.

開封の儀

一応開封の様子を以下に示します.注文時,在庫が国内に無かったのでしょう.届いたのは香港からだったのですが,まず,届いた箱をどうやって開封するのかにかなり戸惑いました.

結局は,下の写真の通り,中央部に切れ目があることに気が付いて無事きれいに開封できたのですが,これ気がつくのに15分くらい掛かりました.

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気がつきさえすればあとは簡単に中身取り出せるのですが,できればわかりやすい印などを入れて欲しかったところです(老眼がすすんだ目ではミシン目に気が付きにくい).

以下,箱と本体を取り出した様子です.

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いかにも Apple な梱包で,この部分については安心感があります.取り出した本体の様子は以下の通りです.

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上の写真の最初の方に MacBook Pro 2017 が少しだけ写っていますが,当たり前ですが,全く同じ色です.

しかし,外観の印象はかなり違います.MacBook Pro 2017 の場合はわずかに曲面だったものが,MacBook Air M2 の場合は上下面共にほぼ完全にフラット.そのせいでしょうか.Air M2 の方がかなりソリッドな感じで,個人的にはとても好印象.これは写真はないですけど,Air M1 と比較すると,若干くさび形の M1 とどの部分の厚みも同じ M2 では M2 の方が見た感じキレイに見えます.個人的にはこれまで使ってきた Mac の中で最も好みのデザインです.

次に付属の電源アダプターと MacBook Pro 2017 のものの比較は以下の通り.出力が60Wから30Wに落ちていますが,大きさはほぼ1/3です.また,底面がフラットで,コンセントに挿しても邪魔になりにくく,さらに2ポートあることから,デザイン,使い勝手共に大きく向上しています.

Photo by hyt.

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と言うことで,少なくとも外観はこれまでの Mac の中で最高の出来だと思います.

色は今回新色ではなく,スペースグレーを選びましたが,これはこれまでの購入してきた周辺機器の色がスペースグレーが多かったからです.

ちなみに Air M2,家電量販店の展示は新色のミッドナイトブルーとスターライトであることが多く,スペースグレー(とシルバー)置いてあるところなかなか見つけられませんでした.私の場合は最終的に心斎橋の Apple Store に行って色の違いを確認しましたが,これら4色かなり色違います.個人的には,これまで使ってきた周辺機器を使い続けようと考えている場合は素直にスペースグレーかシルバーを選んだ方が良いと思います.じゃないとかなり違和感のある色の組み合わせになってしまうと思います.

MacBook Pro 2017 との比較

さて,Air M2 の使い勝手ですが,MacBook Pro 2017 と比較するといろいろなところで大きく改善しました.具体的には,

  • 普通に使う限りは「静か」です.少し負荷のかかることをするとファンが回る Pro 2017 と静かさが違いすぎます.
  • かなり負荷をかけても熱くなりにくい.これも Pro 2017 と全く違う.
  • Web 会議やりながら Office ソフトを編集するなどが快適に行えるようになりました.Pro 2017 のときはキーボード入力がかなり遅れるなど,使い物にならないことが多々ありましたが,M2 Air では全く気にならなくなりました.
  • DaVinci Resolve を使った簡単な動画編集が本体だけでかなり快適に行えるようになりました.Pro 2017 のときは eGPU つながないと使い物にならなかったので,快適性が大きく向上しました.
  • 電池とにかくよく持ちます.体感では倍です.
  • カメラがかなり逆光に強くなっていて使いやすくなっています.また,マイクの音質も良くなっており,Web 会議等やりやすくなっています.

つまり,MacBook Pro 2017 と比べると圧倒的にパワフルなのに低消費電力です.と言うか,

Web 会議等が一般化した今,MacBook Pro 2017 だと圧倒的に性能が不足していることを改めて認識した

と言った方が良いと思います.Air M2 だとその性能不足が解消された訳です(ただし大きな余裕があるほどではない).

なお,現在,M2 Air 以外に DELL の XPS9830 on Windows 11(Core i7-8565U, 16GB, 512GB NVME SSD)も日常的に仕事で利用していますが,M2 と比較すると,以下の違いを感じます.

  • M2 Air と同様,日常的な使用で性能不足を感じることはない.
  • しかし,電池の持ちは圧倒的に劣る(少し負荷をかけるとあっという間になくなる).
  • 熱も M2 Air に比べるとかなり持つ.

総合的には M2 Air の方が快適に感じます(OS に違いがあるのでそのあたりを割り引いて考えても).ただし,XPS 2019 半ばと約3年前に導入したものですし,お値段も Air M2 とあまり変わらないので,M2 Air の方が快適に感じるのはある意味当然そうじゃないと困ります.

逆の言い方をすれば,XPS 9380 はそれなりにコストパフォーマンスが高かったんだなぁ……といまさらながらに感じるところです.

MacBook Air M2 の問題点

最後に MacBook Air M2 について感じる問題点について記して終わろうと思います.

使い始めて約2ヶ月経ちますが,次の2点がちょっとなぁ……と感じるところです.

  1. カメラのノッチはやっぱり野暮ったい
  2. 右側面に Thunderbolt ポートが欲しい
  3. Magsafe は要らないです.USB-C のポートを増設してくれた方がありがたい

まず,1のカメラのノッチですが,これ,正直かなり野暮ったいです.特に外部ディスプレイと組み合わせるとそれが目立ちます.以下上が MacBook Air M2 の全画面スクリーンショットで,下が同時使用している4Kディスプレイのスクリーンショットです.

Photo by hyt.

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見ての通りかなり MacBook Air M2 の上部メニューバーが太く(しかも文字の大きさと不釣り合いに)表示されていますが,これはカメラ部分のノッチと同じ太さになるよう調整されているからです.外部ディスプレイにつないでデュアルディスプレイでつかうとこれかなり気になります.

次に2の Thunderbolt 端子,左側面にしかないのはかなり不便です.このせいで外部ディスプレイの左側に本体を置き辛い.現在使っているディスプレイは DELL 27inch USB-C 接続対応のものですが,4K/60Hz で出力させるには Thunderbolt ケーブルを使います.しかしThunderbolt ケーブルは基本80cmまで(アクティブケーブル買えば別ですが,かなり高価です)のものしかありません.つまり,ディスプレイの左側に MacBook Air 配置できません.と言うことで,右側に Thunderbolt 端子ないせいで配置の自由度かなり失われてしまいます.

最後に3の Magsafe ですが全く使いません.と言うか,正直ジャマです.

MacBook Pro の頃は同じ位置に Thunderbolt 端子があり,外部ディスプレイとつなぐとき,じゃまになりにくかった(向って一番奥にあるので見た目的にも実用上もじゃまになりにくかった)のに,いまはかなり手前側に Thunderbolt 端子が配置され,外部ディスプレイとつなぐと見た目的にも実用的にも以前よりスマートではなくなってしまいました.

正直,せっかく USB-PD に対応した USB-C があるのになぜ充電にしか対応しない新たなポートを追加したのか理解し難いです.低速でも良いのでせめてデータ通信にも対応していればまだ使えたのに……と感じています.

以上!

 

 

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