AmeriLuck iPad タッチペン 2022モデル雑感

Apple
Photo by hyt.

AmeriLuck iPad タッチペン 2022モデル雑感です.

結論から書くと,

多分 CiSiRUN iPad ペンと同じものだと思います.普通に使えますし,絵を描くんじゃなくてメモなら純正とあまり使い心地は変わりません.使い初めは要注意事項(以下本文参照)ありで,あと,純正のペンとペンシルチップの互換性はなし

です.

購入理由

iPad Pro 12.9inch 2018 で使う用です.Apple Pencil の第2世代のもの所有してますので,予備の扱いですね.

iPad Pro は個人的に所有しているもので,いつもは自宅に置いてあるのですが,たまに持ち運びます.私にとって iPad Pro は手書きでノートを取るためのツールなので,Pencil は必須なんですが,たまにどこに行ったか分からなくなることがあります.

たいていは磁石でくっつけていた Apple Pencil が外れて鞄の底に落ちているんですが,慌てていると見つけられず困り果てることもあったので,筆箱の中に予備を入れておいた方が良いな……でも純正品は予備を買うにはお値段高すぎるなぁ…‥と言うことで試しに購入してみた訳ですね.

製品概要

価格は2500円くらい.製品概要は以下の通りです.

  • Bluetooth 接続の必要なし
  • iPad 2018, iPad OS 12.2 以降に対応
  • 傾斜筆圧感知
  • USB-C で充電
  • iPad Pro, Air に磁石で固定可能
  • ペン先交換可能
  • ペン先4本付属

2018年以降のものなら iPad Pro でも普通の iPad でも対応するのは使い回しが効いて良いところですし,てっきり Bluetooth でペアリング必要かと思ったんですが,実はいらないってのも驚きでした.

価格的には純正のペンシルチップ4個のお値段でペンシル本体が付いてくるという感じでしょうか.なお,第2世代の iPad の場合は軸をタップすると機能の切り替え(例えば記入から消しゴムモードに切り替えるなど)ができますが,本製品にはそのような機能はありません.私の場合はこの切り替え機能無効化しているので,特に問題はなかった訳ですね.

開封の儀

届いたパッケージは以下の通りです.真っ白ですが,驚いたことに完全に日本語化されています.MAID in Chaina とロゴ以外は全て日本語です.メーカー名もなく,製品名も単に「スライタス タッチペン」と記されているだけです.てっきり中華なメーカーの作る製品をそのまま輸入したものと思ってましたので少し驚きました.

Photo by hyt.

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箱を開けた様子が以下の通り.入っていたのは,ペン本体,USB-A to USB-C ケーブル,ペンシルチップ3個(残り1個は本体に初めから取り付けられている),説明書,保証書です.

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説明書も箱と同様日本語のみでしたが,文章はきちんと校正されていないようでところどころおかしな表現がのこっていました.また,説明書だと保証期間は1年なのに,保証書には保証期間3年とあります.

よく読むと,カスタマー登録した場合は3年保証,そうでない場合は1年保証のようで,とても分かりにくい.申し訳ないけれどイマイチ得体のしれない販売元なので私の場合はカスタマー登録することはありませんし,多くの方のそうじゃないかなと思うので,保証期間は1年だと考えるべきでしょう.

製品本体の様子は以下の通りです.写真2枚目は比較のため純正の第2世代 Apple Pencil と並べてみた様子です.

Photo by hyt.

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見ての通り,上部に USB-C の充電用ポートがあり,その上に電池残量がわかる LED が3つ配置されています.また,長さはほぼ純正の Apple Pencil と同じで,質感もかなり似ています.若干本製品の方が純正品より白のテカリがある……くらいでしょうか.ただし私の Apple Pencil はもう2年以上使用しているので,おそらく新品だとほぼ見分けがつかないくらいなんじゃないかなと思います.

なお,本製品,見た目と良い,機能と言い,製品構成と言い,恐らくCiSiRUN の iPad ペン

CiSiRUN ipad accessories such as stylus pencil | screen
ipad accessories stylus pencil CiSiRUN brand

と同じものなんじゃないかなと思います.

使用方法

使用を始めるには3つ注意があります.

まず,本製品,Bluetooth ペアリングこそ必要はありませんが,電源を入れないと使えません.そしてこの電源ですが,ペン上部(ペン先とは逆側)を軽く2回タップすることで入り切りを切り替えることができます.電源が入ると LED が光りますので,電源ONとOFFが分かりにくいなんてことはないですし,切り替えもスムーズなので,この部分については特に問題を感じることはありません.

次に iPad の設定を変更する必要があります.

このペンを買うまで知らなかったんですが,iPad は標準だと Apple Pencil 以外のペンを受け付けない状態になっています.そしてこれは iPad の

【設定】→【Apple Pencil】→【Apple Pencil のみで描画】

から切り替えることができるようになっています.つまりこのオプションが OFF になっていないといけません.

最後に,本製品を使うには,純正の Apple Pencil との Bluetooth 接続を切っておかないといけません.ペアリングを OFF にする必要はありませんが,接続は OFF にしないといけない.

これをやる一番簡単な方法は Bluetooth を OFF にすることだと思いますが,Bluetooth を OFF にしてしまうと他の Bluetooth 接続した機器も接続 OFF になってしまいます.

この場合は改めて他の Bluetooth 機器を接続しなおせば良いのですが,純正 Apple Pencil を本体に磁石で固定すると Apple Pencil の接続が復活するため本製品が使えなくなります.したがって,本製品を使いながら他の Bluetooth 接続機器を使うときは,iPad から純正 Apple Pencil を取り外した状態のままにしないといけません.Amazon のコメントを見ると「使えない」と書いているひとを複数見かけますが,このことに気がついていない人もいるんじゃないかなと思います.実際私もこれ少し引っかかった部分です.

使用雑感

本製品,しばらく使ってみましたが,私の場合は,

純正の Apple Pencil (第2世)と使い心地は変わらない

です.もちろんタップで機能切り替えはできませんが,私の場合はこの機能無効化してますので全く気にならないです.

なお,私の Apple Pencil の利用環境は,

  1. iPad Pro 12.9inch 2018 を使用
  2. ペーパーライクフィルムを添付
  3. Noteshelf と Goodnote 5 での(かなり長時間の)ノート取り

です.iPad で簡単なスケッチ程度はしますが,それ以上の絵を描いたりすることはありません.漫画を描いたりするような場合は,本製品の場合筆圧感知はありませんので,使い心地がかなり違ってくるんじゃなかとおもいますが,少なくともメモ書き程度で使う場合は本製品も純正も全く同じ感覚で使えています.

また,iPad への固定もほぼ純正と同じ感じです.強くもなく弱くもなくちょうど良い感じ.

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と言うことで,Apple Pencil の予備として十分以上に使える感じです.

ただし,とても残念なところもあります.

それは,

本製品のペンシルチップ,純正品と全く互換性がありませんし,ペンシルチップだけの販売もされていない

ことです.

ペンシルチップの販売についてはもしかしたらされているのかも知れませんが,いまのところ私には見つけられていません.

予備のペンシルチップが3個付くこと,純正のペンシルチップ4個のお値段で本製品の新しいものを買えることから,致命的な欠点とまでは言えませんが,惜しいところだと思います.

まぁしかし,ほぼ純正と変わらない使い心地のものが2000円台で手に入るのは非常に助かることは確かです.

以上!

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